筋肉の痛みや不調を改善する際に、マッサージは大変有効です。
ここではマッサージや指圧の重要性や有効性についてまとめました。
マッサージの重要性
血液やリンパ液の循環が良くなる
マッサージや指圧をした部分は皮膚が赤くなることがあります。
これは軸索反射といい、局所的に血液の循環が良くなる反射です。
硬くなった筋肉の血流が促進されると、筋肉の緊張が和らぎます。
それに伴って、リンパ液の回収も促進され、むくみや冷えの解消につながります。
痛みの原因に直接アプローチできる
筋肉の痛みの原因となる部位を『トリガーポイント』と呼びます。
硬くなった筋肉に存在することが多く、このトリガーポイントに直接アプローチできる方法がマッサージや指圧です。
トリガーポイントに適切な刺激ができると痛みや不調の改善につながります。
筋肉の柔軟性を高める
ストレッチは筋肉全体を伸ばすことを目的として行います。
それに対して、マッサージや指圧は筋肉を部分的にストレッチしていると言えます。
全体を伸ばすストレッチでは伸ばしきれない、硬くなった筋線維(トリガーポイント)をほぐす効果があります。
すると筋肉全体の柔軟性が高まり、関節の可動域が広がります。
痛み以外の不調にも効果がある
筋肉が硬くなることによって起こる症状は痛みだけではありません。
冷え、むくみ、めまい、眠気、吐き気、だるさ、しびれなど様々な不調の原因となることがあります。
これらの不調は筋肉にできたトリガーポイントが原因で生じることもあるため、マッサージや指圧で不調を改善する効果が期待できます。
心も身体もリラックスする
ストレッチや軽い運動は副交感神経を高め、身体をリラックスさせるとされています。
しかし、硬くなりすぎた筋肉やトリガーポイントはストレッチや軽い運動などのやさしい刺激ではなかなか解消されないケースが多いです。
硬くなった筋肉を放っておくと、身体の緊張状態が続き、疲れやすかったり、痛みや不調を生じやすくなります。
マッサージや指圧を行うことで、硬くなった筋肉やトリガーポイントを集中してほぐすことで、痛みや不調を改善し、心も身体もリラックスする効果が期待できます。
マッサージの有効性
痛みの部位がある程度限定されているとき
筋肉の痛みが広範囲ではなく、ある程度限定された範囲に痛みがあるときにマッサージや指圧は有効です。
ストレッチは筋肉全体を伸ばす事になりますが、マッサージや指圧は硬くなった硬くなった筋線維やトリガーポイントを直接刺激するのに有効です。
マッサージや指圧をする部位がわからない場合は、医療機関や専門家に相談しましょう。
いつでもケアができる
ご自身の痛みや不調の原因となる筋肉の硬さやトリガーポイントが明確にわかってきたら、いつでもどこでもマッサージや指圧を行えます。
仕事の休憩時間や、自宅にかえって横になったついでに行うのも良いでしょう。
入浴時に浴槽に浸かって温めながら行うのも有効です。
定期的にマッサージをする習慣があると、自身の体のコンディションをチェックできるので、痛みやケガの予防法としても有効です。
マッサージや指圧によって痛みや不調を改善しよう!
マッサージや指圧は身体の痛みや不調を改善する効果があります。
原因となる筋肉の硬い部位や症状の原因となるトリガーポイントを自身でマッサージや指圧が行えれば、より効果的にお悩みの症状が解決するでしょう。
マッサージや指圧の重要性や有効性をチェックしていただき、毎日コツコツと続けていきましょう!