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梨状筋(りじょうきん)は股関節の外旋(がいせん)という動作に関係する筋肉で、仙骨と大転子という部分に付着します。

梨状筋の周囲には坐骨神経や脚に向かう血管が通り、トリガーポイントが形成されると非常につらい殿部痛(お尻の痛み)をもたらすことがあります。

梨状筋のトリガーポイントをほぐすことでつらい殿部の痛みが改善するかもしれません。

ここでは梨状筋のトリガーポイントについて解説していきます。
ご自身の痛みの原因がわからない場合は近くの医療機関を受診しましょう。詳しくはこちらの記事をご覧ください。医師や専門家に相談した上で当サイトをご利用ください。
梨状筋の痛みパターン

痛みの出る場所をチェックしていきましょう。
梨状筋の痛みパターン1
殿部から股関節の大転子部にかけて痛みが出るパターン

梨状筋の痛みパターン2
殿部中心の仙骨部に限局した痛みパターン

梨状筋トリガーポイントの症状

次の症状に当てはまるかチェックしていきましょう。
□動きはじめの痛み
□座っていられない痛み
□坐骨神経痛症状
□殿部の筋萎縮

梨状筋のトリガーポイントによる痛みは、仙骨部、殿部、股関節部に痛みを生じ、時に殿部全体に疼痛を生じます。
動き始めの痛み

梨状筋のトリガーポイントは立ち上がる動作や歩き出しに痛むことがあります。
朝起きてベッドから立ち上がる際や、椅子から立ち上がる際に痛みが出ます。
また、歩き出すと痛みが増してくることもあります。
座っていられない痛み

長時間座っていることにより梨状筋のトリガーポイントが刺激され、殿部の痛みが誘発されます。
同じ姿勢で座っていることができず、何度も座り直したり、立ち上がって歩き回ったりしなければ痛みに耐えられなくなります。
また、便座に座っている状態がちょうど梨状筋を圧迫するため、坐骨神経に沿ってピリピリと電撃様の痛みを生じることもあります。
坐骨神経痛症状

梨状筋単独でトリーガーポイントを形成することもあれば、周囲の中殿筋や小殿筋、外旋筋群などのトリガーポイントが合併し、坐骨神経痛のように下肢後面に痛みをもたらす場合もあります。
梨状筋のトリガーポイントが悪化すると筋が短縮し柔軟性が低下するため、梨状筋の周囲を通過する坐骨神経を刺激すると言われています。
殿部から大腿部、ふくらはぎや足底に痛みや痺れ、灼熱感などの異常感覚を生じることもあります。

一般に坐骨神経痛は坐骨神経の炎症、腰部椎間板ヘルニア、椎間関節の炎症、脊髄神経の圧迫などが原因とされることがあります。
しかし、レントゲンやMRIなどの画像診断でも腰椎や神経の異常がみれれないケースもしばしばあります。
そのような場合は梨状筋などのトリガーポイントが原因となっている可能性があります。
殿部の筋萎縮

梨状筋のトリガーポイントがさらに悪化し慢性化していくと殿部神経や血管を圧迫するため、殿筋の萎縮をもたらします。
殿部の筋が萎縮すると歩行が安定せず、姿勢全体のバランスが崩れやすく転倒に繋がります。
梨状筋トリガーポイントの原因

トリガーポイントができる原因を見ていきましょう。
□長時間の座りすぎ
□スポーツなどによる使いすぎ
□筋力低下や筋萎縮(いしゅく)

梨状筋は股関節の深部にあり、周囲には坐骨神経や脚の後面を走る血管が通ります。
そのため梨状筋のみならず、足に向かう神経や血管に影響を及ぼすことがあります。
長時間の座りすぎ

長時間座りっぱなしになると梨状筋をふくめて殿部の筋を圧迫し続けることになります。
デスクワークや長時間の運転はもちろん、便秘で便座に長い時間座る習慣がある人は梨状筋のトリガーポイントが形成されやすくなります。
スポーツなどによる使いすぎ

テニスやバスケットボール、サッカーなど素早い方向転換を繰り返すスポーツは股関節の回旋運動を強いられるため、梨状筋を酷使します。
繰り返しのストレスがかかったり、1度の強い捻転動作によって梨状筋のトリガーポイントが形成されることがあります。
筋力低下や筋萎縮(いしゅく)

高齢者や運動不足により歩行に必要な殿部の筋力が低下してくると、痩せた筋肉に負担がかかりやすくなることにより頑固なトリガーポイントを形成することがあります。
また、殿部の筋肉の厚みがなくなってくると座面の硬い椅子に座った際に梨状筋が強く圧迫される形となり、トリガーポイントが出来やすい悪循環に陥ります。
梨状筋トリガーポイントの治療
梨状筋は大転子と仙骨を結ぶライン上にあります。
殿部の深い位置に存在するため、直接触れることは難しいですが、仙骨側から深く押し触ってみると殿筋の中に他の周囲とは感覚が敏感な筋がふれます。
坐骨神経を直接圧迫すると殿部に電撃様の痛みが走ることがありますので、注意して探りましょう。