眼輪筋(がんりんきん)のトリガーポイントとは?

眼輪筋ってどんな筋肉?

眼輪筋は目のまわりをぐるっと囲むドーナツ状の筋肉です。
主な働きは、
- 目をつむる
- 目を細める
- まばたきをする
といった、目を守るための大切な動きです。

また、「目は口ほどに物を言う」という言葉の通り、眼輪筋はただ目を閉じるだけでなく、
- にっこり微笑む
- 悲しそうな表情
- 疲れている表情
など、感情を表す繊細な表情づくりにも深く関わっています。
このように常に使われている筋肉だからこそ、知らないうちに疲労がたまりやすいのです。
眼輪筋のトリガーポイントで起こる症状

眼輪筋にトリガーポイント(筋肉のしこりや過緊張)ができると、次のような症状が現れることがあります。
眉の上〜鼻筋にかけての痛み
目のまわりだけでなく、
- 眉毛の上
- 目頭
- 鼻筋
にかけて、ズーンとひびくような痛みを感じることがあります。
「眼精疲労かな?」「頭痛かな?」と思っている方の中に、実は眼輪筋が原因のケースも少なくありません。
まぶたのピクピク(眼瞼けいれん)
まぶたが勝手に痙攣(けいれん)したり、ピクピク動く症状も、眼輪筋の緊張が関係している場合があります。
ストレスや疲労、睡眠不足が続くと起こりやすいのが特徴です。
涙のトラブル(涙が出すぎる・ドライアイ)
眼輪筋は涙管(涙の通り道)の働きにも影響します。
そのため、
- 涙が止まらない
- 逆に目が乾きやすい(ドライアイ)
といった症状に関連することもあります。
眼輪筋のトリガーポイントによる痛みパターン
痛みパターン1

眉(まゆ)の上から鼻筋に沿って痛みを感じるパターン
痛みパターン2

目頭近くから鼻筋に沿っての痛みを感じるパターン
涙腺に影響をが出ると、ドライアイや涙の過剰分泌が生じることもあります。
眼輪筋のトリガーポイントを悪化させる原因
次のような習慣や状態があると、眼輪筋に負担がかかりやすくなります。
- 長時間のPC・スマホ作業
- 副鼻腔炎(蓄膿症)
- 鼻を強くすする癖
- 目の感染症(結膜炎など)
- 度が合っていないメガネやサングラス
「目を酷使している自覚がある方」は要注意です。
自分でできる眼輪筋のケア方法
目の上を温める

ホットパックや蒸しタオルを使い、目の上にそっと乗せて温めることで血流が改善されます。
目安は 5〜10分程度。「気持ちいい」と感じる温かさで十分です。
軽く目を閉じて、やさしくマッサージ

目を閉じた状態で、
- 目のまわりをなでるように
- 皮膚を動かす程度の圧で
とても優しく行うのがポイントです。
強いマッサージは逆効果
目のまわりはとてもデリケートです。
- 強く押す
- ゴリゴリ揉む
といった刺激は、眼球や眼輪筋にかえって悪影響になる場合があります。
「心地いい強さ」がちょうど良いケアです。
まとめ
眼輪筋のトリガーポイントは、
- 目の疲れ
- 眉や鼻筋の痛み
- まぶたの痙攣
- 涙のトラブル
など、日常生活でよくある不調の原因になることがあります。
「目の症状=目だけの問題」と思わず、
目のまわりの筋肉のケアも意識してみてください。
症状が続く場合は、専門家に相談することも大切です。


