痛みとは
『痛み』は身体の異常を知らせる『警報装置』です。
皮膚・骨・関節・筋肉・内臓など身体中に痛みを感じるセンサーが張り巡らされています。
身体が何らかの危険にさらされるとセンサーが異常を察知し、神経を通じて脳に危険を知らせます。
この時、脳は『痛み』を感じます。
痛みを感じると危険から逃れるために身体を動かしたり、痛いところをさすったり行動をおこさせます。
つまり、『痛み』は脳に危険を知らせる『警報装置』として働いています。
痛みの種類
痛みには種類があります。
痛みの質
『鋭い痛み』と、『鈍い痛み』があります。
皮膚や粘膜は身体の一番表面を覆っているので、最も危険にさらされる機会が多いです。
ですので、鋭い痛みとして危険を知らせます。
筋肉や内臓は身体の内部にあるものなので、比較的危険にさらされることが少ないです。
ですので、鈍い痛みとして危険を知らせます。
痛みの範囲
『明確な痛み』と『不明確な痛み』があります。
これも痛みの質の分類に似ていますが、
皮膚や粘膜は痛みの範囲が明確で、明らかにここが痛むと狭い範囲で自覚できます。
筋肉や内臓はハッキリとここが痛むと言うよりは、この辺りが痛むというような不明確で広範囲に痛むことが多くあります。
痛みを理解して痛みの原因をつき止めよう!
痛みは身体の異常を知らせる警報装置です。
その痛みはあなたにしかわかりません。
医療機関や専門家にあなたの痛みを説明するときに、どんな痛みなのかを具体的に伝えることが大切です。
何をきっかけに?
何をすると?
どんな風に?
どこが痛むのか?
具体的にあなたの感じている痛みを伝えることで、一日もはやく辛い痛みから解放されると思います。