頬骨筋(きょうこつきん)のトリガーポイントとは?

頬骨筋ってどんな筋肉?

頬骨筋は、頬骨から口元に向かって走る筋肉で、口角をキュッと引き上げる働きをしています。
笑ったり、微笑んだりするときに活躍する、いわば『表情を明るく見せる筋肉』です。
日常生活では、
- 会話をするとき
- 写真を撮るときに笑顔を作るとき
- 人前で表情を保とうとするとき
など、表情の変化に応じて頻繁に使われている筋肉です。
頬骨筋のトリガーポイントによる症状
頬骨筋にトリガーポイント(筋肉のコリや硬結)ができると、筋肉そのものだけでなく、離れた場所に痛みがひびくことがあります。
主な症状

- 鼻の横から額にかけてひびくような痛み
- ハンバーガーを頬張る時のように、口を横に大きく開こうとすると痛む
- 口元がピクピクと痙攣することがある
『鼻や額が痛いから副鼻腔炎かな?』と思っていたら、実は頬の筋肉が原因だった、というケースも少なくありません。
頬骨筋のトリガーポイントによる痛みパターン
痛みパターン


眉(まゆ)の上、鼻筋、小鼻の横に痛みを感じるパターン
副鼻腔炎と混同されやすい

眉の上=前頭洞
鼻筋=篩骨洞
小鼻の横=上顎洞
これらの痛みは副鼻腔炎の痛みと混同されるため、耳鼻科で問題がない場合は頬骨筋のトリガーポイントの可能性も考えられます。
頬骨筋のトリガーポイントを悪化させる要因
頬骨筋のトリガーポイントは、日常のちょっとした習慣で悪化しやすくなります。
- 無意識に硬い表情をしている
- 緊張する出来事
- 我慢やストレス
- 長期間・長時間のマスク着用による口元への圧迫ストレス
- 顎関節症などによる噛み合わせの悪さ
これらが重なると頬骨筋は常に力が入った状態になったり、酷使されることになります。
自宅でできるセルフケア
強く押したり、無理に伸ばす必要はありません。やさしく、気持ちいい範囲で行いましょう。
唇をすぼめるストレッチ

口笛を吹くように唇をすぼめ、ゆっくり戻します。
頬の外側がじわっと伸びる感覚があればOKです。
頬骨筋のやさしいマッサージ

清潔な指で、頬骨の下あたりから口角に向かって、なでるように軽くマッサージします。
「ほぐす」というより「血流を促すように流す」イメージで行いましょう。
表情を大きく動かす

鏡の前で大袈裟な笑顔を作ってみたり、口角を上げ下げしたりさまざまな表情をすることで頬骨筋のストレッチになります。
表情筋全体を動かすことで、頬骨筋もリラックスしやすくなります。
発音エクササイズ
「ウェーイ、ウェーイ」と、口を大きく横に開いて発音するのもおすすめです。
歯磨きをする際などに鏡の前で習慣的に行えると良いですね。
まとめ
頬骨筋のトリガーポイントは、顔の痛み・口元の違和感・表情のこわばりとして現れることがあります。
「顔の不調=顔だけの問題」とは限らず、筋肉の使い方や生活習慣が大きく関係しています。
セルフケアを続けても改善しない場合や、痛みが強い場合は、専門家に相談することも大切です。
毎日のちょっとした表情ケアで、顔も気持ちもやわらかくしていきましょう。


